Q&Aコーナー
一覧はこちら症状:蚊に刺されると腫れやすい、日焼けすると赤くなるのは当てはまるの?
蚊に刺されると皮膚が赤くなって、痒いというのは日常でよく起こる症状ですが、蚊やワクチン接種のあとに、発熱などの全身症状と、皮膚に赤い腫れや深い傷ができる場合は、重症蚊刺アレルギー (SMBA)の可能性を考えます。
日光の当たる部分の皮膚が赤くなるのではなく、赤いぶつぶつ、水ぶくれや瘢痕(傷跡のような凹凸)を繰り返すならば、古典型種痘様水疱症(種痘様水疱症リンパ増殖異常症:HVLPD)の可能性があります。また日光の当たらない部分にも上記皮膚症状が出たり、一過性に熱やリンパ節が腫れるなどの全身症状や肝臓などの血液検査の異常など、皮膚以外の症状も認めることがある場合は、全身型種痘様水疱症(古典型と同様にHVLPDに含まれます。)の可能性があります。 日焼けをした後に水ぶくれや赤いぶつぶつを繰り返して傷跡が残る、あるいは蚊に刺されたり、ワクチンを接種した部位が、赤く腫れて、さらに熱もでて、傷がなかなか治らないなどの症状があれば、適切な医療機関を受診して、皮膚や血液にEBVの存在を確認しましょう。